知人が滝つぼで溺れた時の話。
面白半分に入って流れに呑まれ、もがけばもがくほど沈み、水面に上がろうとすればするほど下に引き込まれてもうだめだと思ったとき、光り輝く人物が見えて下を指差したそうです。
それを見て、流れに身を任せて沈んでみたら、底まで行ったらあとは水面に向かったそうです。
深い水の流れの底で闇に悪魔のようなものすら見えたそうですが、光り輝く人物がそれを打ち破るように現れたそうです。
天使とか、美しいものは弱く見えるけど、実は闇に浮かぶ恐ろしげな物よりずっと強いんだ、とも話してくれました。
昔むかしの話、なんとなく思い出しました。